横隔膜トレーニング

         おなかをふくらませて横隔膜を筋トレしましょう

身体を動かすための骨格筋は200種類以上もありますが、どれか一つだけを鍛えるとすれば、どの筋肉を選ぶべきでしょうか。年齢、老若男女、健康状態、職業、生活形態、スポーツ分野など、すべてに共通して、非常に有効な筋肉が横隔膜です。横隔膜は内臓の間に存在する唯一の骨格筋です。横隔膜の鍛錬は、呼吸、循環、内臓機能、自律神経、体力のいずれにおいても大変有益です。横隔膜は呼吸および体幹の支えとして重要な役割を果たしているので、日常生活を送るだけで常に使い続けられ、意識することなく自然に鍛えられています。

では、横隔膜だけを狙ってより一層鍛えるにはどうしたらよいでしょう。横隔膜は自覚することができないので、狙いを定めて鍛えることが難しい筋肉です。その解決法の一つが腹式呼吸です。腹式呼吸は横隔膜を動かす上で非常に有効な方法です。とは言え、腹式呼吸ができない人も多く、また一般的に腹式呼吸では息をはく呼気に重点が置かれますが、呼気は横隔膜にとってはストレッチであり、筋力トレーニングの効果はありません。

では、横隔膜の筋力を鍛える確実な方法はあるのでしょうか。それがおなかのふくらませです。横隔膜の動きを直接見ることはできませんが、お腹を膨らませるという目に見える動きは、横隔膜の筋力によっておこります。また、お腹をふくらませることができる筋肉は唯一横隔膜しかありません。ですからおなかをふくらませる運動は横隔膜だけを狙った筋力トレーニングになります。
横隔膜トレーニングは、ただおなかをふくらませたりへこませたりするだけです。とても簡単なのですが、初めはできないこともあります。また、うまくできてもあまりに簡単なので、効果に疑問を感じてしまうほどです。横隔膜トレーニングは究極に簡単で、効果は万人に絶大なものがあります。効果を信じて、しっかりお腹を膨らませましょう。


           <<横隔膜トレーニングとは?>>
横隔膜はお腹の中の筋肉です。横隔膜に力が入ると腹が膨らみます。腹の膨らませは横隔膜だけの運動です。腹の膨らませは横隔膜の筋トレ、へこませはストレッチになります。
横隔膜トレーニングは体幹強化と健康増進をもたらします。

           <<横隔膜トレーニング方法>>
 腹の膨らませとへこませを繰り返すだけです。膨らませとへこませをそれぞれ3秒ずつ維持します。立位、座位、寝た状態、いずれでも構いません。しっかりと膨らませることが筋力強化につながります。

体全体をリラックスさせ、おなかだけの膨らませとへこませを行います。おなかに手をあてて、動きを確認します。うまくできなくてもかまいません。少しでもお腹が動けばOKです。筋力強化には膨らませがより大切です。1セット10サイクルが目安です。コルセットなどでお腹を締めて行うとより有効です。
腹式呼吸と同じですが筋力強化のためには、呼吸を意識せずに自然に任せ、お腹の動かしだけを意識して行います。のどは閉めず胸は動かさずに。お腹の締め付けはトレーニング効果を高めます。
うまくなったら動きを大きくして、膨らませに重点を置き、より力をこめて、よりゆっくりにします。



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