治療方針
「骨粗鬆症」で骨が弱ると、軽い怪我だけでなく、きっかけがなくても背骨がつぶれる「圧迫骨折」を起こすことがあります。
「圧迫骨折」になると、寝たり起きたりの動作で激痛があり、なかなか起き上がれません。また、立ったり座ったりの動作や寝返り、前かがみなどの動作でも強い痛みがあります。ただし、まっすぐに立っていると比較的楽で、ゆっくりなら歩くこともできます。
痛みをこらえて無理に動いていると、骨折した背骨がミシミシと動き、骨が固まることが阻害されて、なかなか治りません。また、無理に動くと背骨のつぶれが進行して、腰が曲がり背が縮まってしまいます。
「寝たり起きたり」、「立ったり座ったり」、「寝返りを打ったり」、「前かがみになったり」といった動作の時におこる「激しく鋭い痛み」は、そのたびに「折れた骨が動いている」ことの現れです。この痛みの回数を減らすことが、早くきれいに治すコツです。
お年寄りで、寝起きに激しい痛みを感じるようになったら、すぐに整形外科のお医者さんにかかりましょう。
体幹ギプスと呼ばれるタイプのもので、胴体部をできるだけ上から下までしっかりと固定します。
前方をコルセットのように開閉式にしますので、着脱可能で、しめ具合も調節できますが、3週間程度ははずすことなく付けたままで24時間過ごしてもらいます。
このギプスをつけると多くの場合、付けた瞬間から痛みが減って楽になります。
骨粗鬆症の薬も同時に始めます。
ギプス固定と自宅安静をおよそ1か月続け、その後はコルセットに変えて、少しずつ日常動作を増やしてゆきます。
順調であれば、およそ2ヶ月で普通の生活に戻れます。
その後も骨粗鬆症の薬を無期限に続けます。コルセットもつけ続ける事をお勧めしています。
※ クリックで拡大できます
圧迫骨折について「骨粗鬆症」で骨が弱ると、軽い怪我だけでなく、きっかけがなくても背骨がつぶれる「圧迫骨折」を起こすことがあります。
「圧迫骨折」になると、寝たり起きたりの動作で激痛があり、なかなか起き上がれません。また、立ったり座ったりの動作や寝返り、前かがみなどの動作でも強い痛みがあります。ただし、まっすぐに立っていると比較的楽で、ゆっくりなら歩くこともできます。
痛みをこらえて無理に動いていると、骨折した背骨がミシミシと動き、骨が固まることが阻害されて、なかなか治りません。また、無理に動くと背骨のつぶれが進行して、腰が曲がり背が縮まってしまいます。
「寝たり起きたり」、「立ったり座ったり」、「寝返りを打ったり」、「前かがみになったり」といった動作の時におこる「激しく鋭い痛み」は、そのたびに「折れた骨が動いている」ことの現れです。この痛みの回数を減らすことが、早くきれいに治すコツです。
お年寄りで、寝起きに激しい痛みを感じるようになったら、すぐに整形外科のお医者さんにかかりましょう。
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当院では、圧迫骨折が疑われた場合、画像検査(レントゲン)ではっきりしない場合でも、すぐにギプスを巻きます。体幹ギプスと呼ばれるタイプのもので、胴体部をできるだけ上から下までしっかりと固定します。
前方をコルセットのように開閉式にしますので、着脱可能で、しめ具合も調節できますが、3週間程度ははずすことなく付けたままで24時間過ごしてもらいます。
このギプスをつけると多くの場合、付けた瞬間から痛みが減って楽になります。
骨粗鬆症の薬も同時に始めます。
ギプス固定と自宅安静をおよそ1か月続け、その後はコルセットに変えて、少しずつ日常動作を増やしてゆきます。
順調であれば、およそ2ヶ月で普通の生活に戻れます。
その後も骨粗鬆症の薬を無期限に続けます。コルセットもつけ続ける事をお勧めしています。